静かさと和やか感

 経理・事務を担当しています黒田です。

 働き始めた当初、読影室内を本当に静かに感じ、私自身が叩くキーボードの音さえもすごく大きく聞こえていました。あまりにも気になるので、音が出ないようにキーボードを扱っていたこともあります。でもすぐに慣れるもので、今はその“静かさ”が当たり前の日々となっています。

 読影室内は基本「私語はしない」ということもあると思いますが、読影室で常に聞こえる音は、BGMとキーボードをたたかれる音、AmiVoiceを使っておられる時の声くらいですね。

 業種や職場環境によっては、業務中の何気ない会話によって「アイディアがうまれてくる」という場合もあるということを聞いたりします。このような話を聞くと「私語はしない」ということは、どの業種や職場でも当てはまるものではないようには思いますが、この職場においては良いことのように思います。

 勤務時間は各々の先生方が相談のうえ決められていて、「全員が定時にいっせいに帰る」というスタイルではないため、自然と勤務時間内を集中することになり、読影室において私語をしている時間はないのだとも思います。

 読影室では“静かさ”ですが、それ以外では最近“和やか感”を私は感じています。私からすると、職場の先生たちは仕事以外にも家庭やお子さんのこと・保育園や学校のことなどなど・・・と本当に忙しい日々だと思うのです。でもあまりそんな忙しい雰囲気を見せられることなく、お昼時間などは“和やか感”を感じています。

 かなり以前ネットサーフィンをしていてたどり着いた方で、フランスのスパブランド・スキンケア製品YON-KAの総代理店ヴィセラ ジャパン株式会社の武藤興子さんという方のブログをよく読んでいます。先日、ご自分の会社の採用面接時のことを書かれた内容にこのような言葉がありました。

「どんな職場にも良い所も、悪い所もある。
 そして、何に置いても“継続”は簡単ではない。
 しかし、理想の職場は自分でつくろうと覚悟して取り組めば、ブレークスルーは必ず起きる。
 せっかくご縁があって就職した職場なら、最初の情熱を、キラキラした気持ちを持ち続けて欲しいと思う。
 その方が、きっと楽しいし、毎日がもっと輝く。
 あなた自身が幸福感を感じれば、まわりにもそれが伝わって幸せの連鎖が起こる。
 自分自身を幸せにできるのは自分だけだから、そのための努力なら惜しまず続けてみてはどうだろうか。」

 “あなた自身が幸福感を感じれば、まわりにもそれが伝わって幸せの連鎖が起こる”というのは、今の職場の雰囲気のような気も少し私はします。

 職場にはいろいろなカラーがありますし、それが絶対に自分のカラーと一緒!ということは稀なことだと思います、おそらく。でも、なんとなく一緒に働いている人達が出される雰囲気って似てくるような気がしています。武藤さんが書かれているように、“自分自身を幸せにできるのは自分だけ”だから、自分を幸せにする努力を惜しまず、そして、幸せの連鎖が続く職場の雰囲気でありつづけられるといいなぁと思いますし、私も努力を惜しまずにその様に過ごしていきたいです。

思い込み

 経理・事務を担当しています黒田です。

 祇園祭も終わり、8月になりました。去年の今頃は、日本中がロンドンオリンピックで盛り上がっていましたね。

 先日、ある報道番組でプロゴルフプレーヤー 松山英樹選手と松岡修造さんとの対談を見ました。

 ちょうど全英オープン前のインタビューであり、松岡さんが「どうなりたいですか?最終的には?」と松山選手に聞かれました。松山選手は「メジャーで勝ちたいですね。全部勝ちたいですね、欲をいえば。日本人がメジャーで勝てないのは、体格のせいにしたり、色んなせいにするかもしれないけど、“日本人だから勝てない”とかは思い込みなんじゃないかなとは思います。」という答えをされました。

 まだ21歳で先日プロになったばかりの松山選手の言葉に、私は感心してしまいました。私だったら「試合に臨む前に、あんまり大きなことを言葉にだしちゃって、結果が悪かったらどうしよう…」という思いが先にでてきて、こんなにポジティブな発言はできないのですが、やはり大物と言われる人は違うのですね。

 自分の掲げている目標を達成するための努力や計画的な行動というのは、日々大切ですし、どの人達もされていることだと思います。でも、松山選手が仰っているように、最初から物事を決めつけてしまうという”思い込み”を無くすことも同じくらいに大切なのだということも思いました。私はよくやってしまうことですが、目標が達成できなかった時のことや失敗することのイメージを先にもってしまうことがあります。結局、このようなイメージを先にもってしまうことによって、負の連鎖を自分で呼び寄せてしまい、良い結果に結び付かないのだろうなぁと思っています。

 仕事、勉強やスポーツなどどんなことでも、“優勝したり、トップ集団にいたり”と結果を残している人達は、「他人に勝っているのではなく、最初から物事を決めつけてしまうという“思い込み”をもたないという自分に勝っている」のではないかと思います。自分の掲げている目標を達成するためには、他人と比較したりするのではなく、まずは自分のベストを引き出すことに集中してみるのがいいのでしょうね。私も、最初から物事を決めつけてしまう“思い込み”を無くすように、日々心掛けていきたいと思います。