「あたりまえ」を「ありがとう」と言うのが感謝

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年、京都市が米国「Travel+Leisure」誌が行なった読者投票「ワールドベストアワード2014」において、世界の人気都市を決める「ワールドベストシティ」ランキングで1位になったことは、多くのメディアで伝えられました。私の周りでも仕事や結婚でどうしても京都を離れないといけない状況になった友達はそろって「いつか京都に帰ってきたい!」と言いますし、やはり観光としても、住むとしても魅力的な町なのだと改めて思いました。

 先日、このような文書を目にしました。
 「あたりまえ」を「ありがとう」と言うのが感謝
 「だから、なに?」を「おめでとう」と言うのが賞賛
 「もう、ダメだ」を「これからだ」と言うのが希望
 「なりたいな」を「なってやる」と言うのが決意
 「もういいや」を「まだ待とう」と言うのが忍耐
 「疲れた」を「頑張った」と言うのが努力

 京都にしか住んだことのない私は、見慣れていて、その良さが当たり前になっていて、良さを感じにくくなってしまっています。とても贅沢なことですが、とても勿体ないことだと最近感じています。“「あたりまえ」を「ありがとう」と言うのが感謝”というように言葉だけでも自分の認識は変えてみると、違う視点でみることができることに気付きました。そんな視点で見れば、自分がいて当たり前になっている職場や日常生活にももっと良さを見つけることができ、感謝することがたくさんあるように思いました。
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貴方の心からくるものは、人の心を動かす

 経理・事務を担当しています黒田です。

 今年のプロ野球は、黒田博樹投手の8年ぶり広島カープ復帰ということもあり、広島カープの話題をよく耳にします。私は、メジャーリーグに行く前の黒田投手の試合はほとんど見たことがなかったのですが、たしかFA権を取得後のなにかの記者会見時に涙を流されていたことが印象的で、それから黒田投手の成績とかをみたりする機会が増えました。そして、今回のメジャーからの巨額のオファーを断り、広島復帰のニュースを聞いた時、黒田投手のあの時の涙を思い出しました。

 広島カープの入団会見で、
「カープ復帰の決断は球団の熱意もありましたが、最後にはファンの人たちでした。
 2006年に最初のFA権を取得した際の最終戦でファンの人たちに心を動かしてもらったので、
 今度は逆に自分がそのファンの人たちの気持ちを動かせれば良いかなという気持ちが一番強かったです。」
と仰っていました。

 「貴方の心からくるものは、人の心を動かす。」 ドン・シベット

 人の心を動かすのはやはり人の心なのだと思います。特に昨日、今日湧いてきたのではない思い、長く継続してきた思いの場合、気持ちを動かす力が強いと思います。

 「実は自分たちのことを長い間ずっと忘れず、考えて続けてくれていたのだ」。今回、カープファンが黒田選手に心を動かされたのは、この「長い間ずっと」の部分が大きいと思います。

 私は、職場においても、日頃の生活においても、「相手の心を動かすことは簡単なことではない」と思うことがあります。いくら相手のことを親身になって考えていたとしても、「昨日、今日の思い」では力不足の場合があるような気がします。自分の周りの人たちのことを「長い間ずっと」大切に考えていれば、もしかしたら私でも誰かの心を少しは動かすことができるのかもしれないなあと思いました。