長寿企業大国

 経理・事務を担当しています黒田です。

 以前こんなことを聞いたことがあります。
 「最初の5年間で80%のビジネスが廃業、残ったビジネスのうち80%が次の5年間で廃業する。
  この結果、ビジネス全体の4%しか生き残ることができず、96%が廃業する。」

 確かに会社を設立しやすくなった現在ではたくさんの会社が起こされている一方、たくさんの会社が無くなっているのも現実のように思います。弊社は昨年10周年を迎えましたが、日本は創業200年以上の企業が多くあり、世界でも類がない「長寿企業大国」でもあるそうです。

 「「信用」。残したい言葉として、迷わずに選んだ一言です。
企業にとって大切なことは、長期に渡り存続することです。
これなしには使命を果たすことができません。
ゆえに、信用を重んじる経営が不可欠なのです。」(岡素之 住友商事元社長)

 最近も大手企業の不祥事や政治家のお金の問題が取り沙汰されていることが多く、説明や釈明会見を聞いていてもスッキリしないなぁと思ってしまうことがあります。企業や政治家もそうですが、家族や同僚といった人間関係でも、信用や信頼関係があるからこそ成り立っているのだと思います。長年にわたって築き上げてきた信用や信頼関係も、ほんの些細な一言や行動で一瞬に壊れてしまいますよね。今ある信用・信頼関係がずっと続けられるように、日々、何事にも誰に対しても誠実に過ごしていきたいと思います。

10年前

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年、弊社は10周年を迎えました。今から10年前の2006年といえば、トリノオリンピックで女子フィギュアスケートの荒川静香さんが金メダルを獲得、斎藤佑樹選手と田中将大選手の対決が甲子園を大いに盛り上げたり、中田英寿さんが現役引退などすべての出来事がつい最近起こったことのように思え、月日が経つのは早いものだと改めて思います。「10年前の自分」も少し振り返ってみましたが、「人生って思うようにいかないものなんだなぁ・・・」といつも考えながら過ごしていたように思い返されます。

 「良いことも良くないこともあった。
  でもどんなことだって、すべては未来への糧になるんだと俺は思っています。」
                                (中田英寿)

 日々過ごしていると良いことも悪いことも起りますよね。その中で出会った人や物事をどのように受け止めて、その先どのように活かしていけるのかは自分次第なのだと思います。「良いことだけが起ればいいのに!」とたまに思ってしまうこともありますが、良くないことを経験したからこそ人の痛みが分かったり、その乗り越え方が分かったり、人として得られるものがたくさんあるのでしょうね。

 5年後・10年後 どのような自分になっているのかを楽しみに、仕事でもプライベートでも自分の目の前に起ることすべてをしっかりと受け止めて歩んでいきたいです。