朝まで生テレビ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前ですが、テレビを付けると「朝まで生テレビ」がちょうど始まったところで、久しぶりに最初の1時間ほど見ました。最初の1時間しか見ていないということもあるのだと思いますが、発言者の話を途中で遮ったりされる場面も少なく、少し今までの印象と違うようにも感じました。討論番組では、ヒートアップしてくると、話をしている方の言葉に上から被せて喋りだす人が多くおられ、いつ見ても不快に思い、途中で止めてしまうことがあります。

 さまざまな人達がさまざまな考え方を討論し、その考え方をメディアを通して発信することにより、知りたいけれど難しくてなかなか一歩を踏み出すことが出来なかった人やあまり興味がなかった人に少しでも関心をもってもらうための場を設けるというのが討論番組の良さではないかなぁと以前から思っていたので、人の発言を遮り、人の言葉を大切にしないということに疑問をもっていました。

 「他人は互いにわかり合えないものです。わかり合えないからこそ、言葉があるのです。」(養老孟司)

 言葉は、相手を喜ばすことも出来ますが、反対に相手をひどく傷つけてしまうことも出来てしまう本当に難しいものですよね。もともと自分と他人は異なるものであって、お互いに話をしたり、議論をしたりと「言葉」という共通ツールを使わないかぎりは交わり合わないように思っています。ツイッターやLINEが急速に私たちの生活に占める割合が大きくなり、“直接話をする”という機会は以前よりも減りましたが、どんな形でも言葉を使ってお互いの距離を縮めることができる機会が逆に増えたようにも思います。言葉というツールを使うことにより、お互いが理解でき、意思疎通ができ、日常生活でも職場においても間違った解釈することも少なく物事が進んでいくのではないでしょうか。“ちょっとした言葉がけ”、このことを疎かにせずいたいと思います。

その後の様子

 経理・事務を担当しています黒田です。

 このブログを始めた当初、症例カンファレンスや全体ミーティングのことなど職場の雰囲気を紹介しましたが、あれから3年以上経ち、その後の様子を少しだけご紹介したいと思います。

 この3年の間に、読影医の先生の人数も増え、それに伴い椅子や机などが増えました。そして、新しい契約施設さんも増え、施設ごとに対応できる端末も増えました。読影室のレイアウトなども微妙に変わりましたが、驚くほどの大きな変化はなく、1日2回の症例カンファレンス、全体ミーティングや勉強会も3年前と同じように行われています。

 「花は一瞬にして咲かない。大木も一瞬にして大きくはならない。
   一日一夜の積み重ねの上にその栄光を示すのである。」 (坂村真民)

 個人も会社も同じだと思いますが、全てを覆すような素晴らしい一手などというものは存在せず、一日一日の小さなステップの積み重ねが、個人ならば素晴らしい結果を得られ、会社ならば継続的に成長し続けることができるように思います。ついつい素晴らしい結果ばかりを求めがちになってしまいますが、一日に出来るほんのわずかな事をコツコツと積み重ね、これからも前へ進んでいきたいと思っています。