浅田真央ちゃん

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、浅田真央ちゃんが引退されましたね。多くの人が、彼女を孫のように、娘のように、妹のように思いながら応援し、日本で最も愛されるアスリートの1人だったと思います。私がフィギュアスケートを観るようになったのは真央ちゃんの影響であり、このような影響を受けた人も多いのではないでしょうか。引退会見の最後、途中で感極まり、後ろを向いて涙をこらえられる一面もありましたが、「笑顔で、前に進んでいきたいと思います」と目に涙をためながらも、いつもの笑顔で締めくくる真央ちゃんを見て、私もウルっときました。

 「この道を選んできたのも自分ですし、自分がやりたいと思って、
 自分が臨んだ道なので、辛いと思ったことはありません」(浅田真央)

 引退会見時、「選手生活を振り返って、辛かったことを今、どう受け止めてますか?」という質問に対する真央ちゃんの答えです。

 「人間の人生っていうのは短いもんですよ。だからこそ自分で選んだ道は一途に進め」(桂歌丸)

 自らが選んだ道を一途に進んでいく、というのは簡単なことではないと思います。この3月に社会人大学院を無事修了出来た時、初めて「私の選んだ道は間違いでなかったんだ」と心から思うことができました。入学してから2年間、「この選択で本当に正しかったのだろうか?」と自問自答することが何度もあり、なかなか進んでいる道に自信をもつことが出来ませんでした。ただ、自らが選んだ道であったので、さまざまな困難も乗り越えることができ、結果が自分が思っていたところと少し違っていたのですが、納得することができたのだと思います。

 今選んだ道を進んでいる途中で、大きな壁にぶつかることもたくさんあると思います。でも、最後には「間違いではなかった」と思えるよう、これからも一途に進んでいきたいです。

ありがとう。また乗ってね。

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、小学校低学年くらいの男の子がバスを降りる時、運転手さんに「ありがとう」とお礼を伝えたところ、運転手さんが大きな声で「ありがとう。また乗ってね。」と仰り、その場にいた私も自分に言ってもらえたかのように嬉しい気持ちになりました。京都市バスは、後ろ乗り・前降りのワンマンカーで、運賃は降りる時に運賃箱に入れます。私も降りる時はいつも「有難うございました」と言っていますが、おそらく運転手さんに聞こえるか聞こえないかのような小さな声です。こんなに大きな声で「また乗ってね」と言ってもらえたら、「この運転手さんの運転するバスにまた乗りたいな!」と思ってしまいますよね。

 「感謝する技術とは、あなたの感謝の気持ちに手や腕や脚をつけ、声を加えることで感謝することである。
 感謝する技術とは、他人も幸福にしようと努力することで自分の幸福を感謝することである」
                          (W.A.ピーターソン、アメリカの作家)

 「ありがとう」と感謝をする気持ちをもっていても、相手が身近な家族だったり、公共の場で出会う人だったりすると、恥ずかしいという気持ちの方が勝ってしまい、口に出して言うことを躊躇ってしまったり、小さな声でボソボソと言ってしまう時ってありますよね。この運転手さんのように、大きな声で感謝の気持ちを伝えられる人って素敵ですし、周りの人の気持ちも明るくしてくれるものなんだなぁと改めて思いました。私もバスの運転手さんへの「ありがとう」、もう少し大きな声で伝えます。