幸せな錯覚

 経理・事務を担当しています黒田です。

 今年の夏、暑い暑い日々が続きましたね。暑すぎる日が続くとどうしても服装が楽な方へ、マンネリ化へ、となってしまいがちなので、少し考え方を変えて過ごすようにしていました。きっかけとなったのは、私の友達の中でもかなりオシャレな友達の存在です。高価なものでもなく、流行を追うでもなく、いつも“自分らしさ”を大切にしていて、どんなに暑い日に会っても小綺麗にしている姿を見て、「私もこのようにありたいなぁ」と思ったことです。

 こういう文章を目にしました(広田雅将「生命の目盛り:幸せになりたかったら」より抜粋)。
 「私たちが感じる時間は、常に私たちの置かれた環境に左右される。(中略)気分を変えるために、違った服装をするのは良いアイデアだ。しかしよほどクリエイティブな仕事でない限り、休日を過ごすような格好で出勤するわけにはいかない。と考えると、時計を変えて時に対する感じ方を変えるのは素敵な解決策に思える。(中略)時計にせよペンにせよ、物は物でしかない。しかし環境を変えられずとも、持ち物を変えるだけでその瞬間を素敵に演出できるならば、それは大いにありだろう。錯覚かもしれないが、それは幸せな錯覚だ」

 限りある時間、多くの人は同じことを繰り返す日々だと思います。たまに旅行に行ったり、友達と会って食事をしたり・・・そんなに大きく環境を変えることは難しいですよね。私はこの夏、マンネリではなく少しずつですが違った服装をすることによって、一日一日を少し楽しむことができました。

 「人はどんな場所でも幸せを見つけることができる」(渡辺和子)

 服装に限らず普段の持ち物を少し変えるという素敵な解決策で、楽しむこと・幸せだなと思えることを見つけ、毎日を大切に過ごしていきたいです。

座席、倒していいですか?

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、「座席、倒していいですか」という毎日新聞の面白い記事を見つけました。発端は実業家 堀江貴文さんのツィッターからです。新幹線で「席を倒していいですか?」と聞かれ、<ウゼェ。勝手に倒せや。そうやって何でもかんでも保険かけようとすんなボケ>と不快感を表すツィートをしたことが賛否両論を呼び、この記者の方が、このことについて自分の周りの方たちに片っ端から聞いて回った、という記事でした。

 皆さんは新幹線で座席を倒す際、“倒していいですか”と後ろの人に断りますか?

 私は基本、断りますが、ちょっと声を掛けずらいなぁと思ったときは、ジワジワと分からないように倒す派です。この記者の方は、今まで一度も声を掛けたことがない派で、JR東海にも聞かれたところ「後ろの席のお客様のご様子に留意して・・・」あたりが公式見解だそうです。

 「マナーとは他人の気持ちへの細やかな心遣いのことです。
  それさえ弁えていたら、よいマナーを心得ていることになります。
  フォークの使い方など問題ではありません」(エミリー・ポスト、アメリカの女性作家)

 このような話は、“どちらが正しいのか?”と友達などと議論したところで、おそらく平行線をたどるような気がします。もし自分が後ろの人の立場であったとき、どのように接してもらうことが気持ちが良いのだろう?と、相手の気持ちになって行動を起こすことが良いと思っています。新幹線の座席だけではなく、日常生活のさまざまな場面でこのようなことは起こりえますよね。そんな時、この記事にも書かれていましたが「私の常識は誰かの非常識」と理解しながら、いつも相手の気持ちになり、「どうしてもらうと嬉しいだろう?」ということを常に考えて行動できる人でありたいです。

ワールドカップ ポーランド戦

 経理・事務を担当しています黒田です。

 今年6月に開催されたワールドカップ、日本代表のベスト16進出により日本中がすごく盛り上がりましたね。長谷部選手が帰国後の会見で「このように皆さまに期待されない状況、この雰囲気を絶対にひっくり返してやろうとチームの中でみんなで話していました」と仰っていたように、開催前の監督交代、同じ予選グループの他国との世界ランキングの差による低評価・・・開催前はネガティブな情報ばかりを耳にしていたように思います。

 決勝進出をかけたポーランド戦の残り10分の攻めない戦い方については、国内外で賛否両論がありました。あの時点で100%決勝進出できるとは限らない、でも100%ブーイングを浴びせられることを覚悟し、決断そして行動にうつされた西野監督を、サッカーのことをほとんど知らない私は「すごい決断力のある人だなぁ」と思いました。そしてその行動により、私たちに喜び合えるという幸せな時間をいただけたことがなにより嬉しかったです。

 「行動は必ずしも幸福をもたらさないかもしれないが、行動のないところに幸福はない」
                            (ベンジャミン・ディズレーリ)

 私にも、いつもその行動力に驚かされる友達が一人います。たまに、その行動の途中で人間関係やなんらかの理由により断念していることもありますが、その反省後、また新たな行動にうつしています。そんな彼女を見て、「私も頑張ろう!」といつも元気づけられています。

 良かれと思った行動が失敗に終わることも、もちろんあると思います。西野監督の行動力により幸せな時間を過ごすことができたように、失敗をおそれず、幸せな時間を過ごせる人が少しでも増えるような行動ができればと思っています。