ものさし

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、Skypeでアメリカに留学している姪と久しぶりに話をしました。普段はLINEで簡単な連絡を取っているので、私の中では数か月前まで日本にいた彼女のままだったのですが、話をしていると彼女なりに成長しているんだなぁと少し嬉しく思いました。たとえば、出身国が違う8人のハウスメイト、そのうちの1人が食べた食器をそのまま流し台においたまま何日も過ごしているそうです。最初は「どうしてすぐに洗わないのだろう?虫が発生するじゃない!」と思っていたそうですが、こういう習慣の人もいるのだと思い、 “個々の性格もあるけれど、日本人ほど他国の人は細かいことを気にしない”、という結論に達し、気が楽になったそうです。

 「他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな」(相田みつを)

 日常生活の中で、「他人のものさし」と「自分のものさし」は違って当たり前と分かっていながら、ついつい共通のものさしを持っていると勘違いして揉め事が起こってしまう、という経験ってありますよね。最近ではメールやSNSでのやり取りをしている時、「私だったら直ぐに返事をする内容なのに、どうして返事をくれないのだろう?」と自分のものさしで測ってしまうことが偶にあり、後から反省をしています。これからは、長くて柔軟性があるものさしを持ち続けることができるように、気を付けて自分を観察していきたいと思っています。

池江璃花子選手

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先月、日本競泳女子エース 池江璃花子選手が、18歳の若さで白血病の診断を受けたことをツィッターで公表され、大きな話題になりました。“さらに強くなった池江璃花子の姿をみせられるよう頑張っていきたいと思います”という彼女に、日本のみならず世界からも多くの声援が送られていますね。彼女のツィッターを何度も読みましたが、18歳とは思えないしっかりしたコメントと芯の強さに大変驚かされました。

 同じ白血病を闘ったサッカー選手 早川史哉選手のコメントが心に残りました。
「選手として活躍されていて、周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています。(中略)ぜひ、人の思いやり、温かみという部分で池江選手に寄り添い、温かい想いをみんなで届けていけたらと思います」

 私は今まで大きな病を患った経験がありませんが、“私自身、未だに信じられず、混乱している状況です”という池江選手の言葉通り、病は本当に突然やってきて、その人の人生も、その家族の人生をも大きく変えてしまいますよね。だからこそ、日々を大切に生きなければならない、最近よく思います。

「今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない。
 ここで自分らしく生きることができない人には、次なる道は開けない」(平尾誠二)

 これから先も良いこと・良くないことをたくさん経験していき、その時々にさまざまな感情とたたかう毎日を過ごすのだと思います。どんな時でも、今の時間を大切に過ごしていきたいと改めて思っています。