10年前

 経理・事務を担当しています黒田です。

 昨年、弊社は10周年を迎えました。今から10年前の2006年といえば、トリノオリンピックで女子フィギュアスケートの荒川静香さんが金メダルを獲得、斎藤佑樹選手と田中将大選手の対決が甲子園を大いに盛り上げたり、中田英寿さんが現役引退などすべての出来事がつい最近起こったことのように思え、月日が経つのは早いものだと改めて思います。「10年前の自分」も少し振り返ってみましたが、「人生って思うようにいかないものなんだなぁ・・・」といつも考えながら過ごしていたように思い返されます。

 「良いことも良くないこともあった。
  でもどんなことだって、すべては未来への糧になるんだと俺は思っています。」
                                (中田英寿)

 日々過ごしていると良いことも悪いことも起りますよね。その中で出会った人や物事をどのように受け止めて、その先どのように活かしていけるのかは自分次第なのだと思います。「良いことだけが起ればいいのに!」とたまに思ってしまうこともありますが、良くないことを経験したからこそ人の痛みが分かったり、その乗り越え方が分かったり、人として得られるものがたくさんあるのでしょうね。

 5年後・10年後 どのような自分になっているのかを楽しみに、仕事でもプライベートでも自分の目の前に起ることすべてをしっかりと受け止めて歩んでいきたいです。

ワールドカップ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、ブラジルワールドカップが開催されました。サッカーのルールがよく分からない私は「にわかサッカーファン」になりました。「にわかサッカーファン」の私が好きな選手は、キャプテンの長谷部選手です。長谷部選手を初めて知ったのは、前回の南アフリカでのワールドカップの時に、当時キャプテンだった中澤選手に代わってキャプテンを務めた時です。

 その後、長谷部選手が出版された「心を整える」という本を読んだとき、「こんなに自分を客観的に見れて、こんなにもしっかり自分をもっている人がいるのだ」とすごく感心したと同時に、こういう考え方ができる人だから、日本代表チームのキャプテンに選ばれるのだなぁと思いました。と、この時から長谷部選手のファンになりました。

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

 この本のあとがきに書かれていた、「なぜこのように“心を整える”ことを重視しているのかというと、僕自身、自分が未熟で弱い人間だと認識しているからです。強がってばかりいてもすぐに一杯いっぱいになってしまいますし、自分の弱さを知ってこそ、人は他人に優しくなれるのではないでしょうか。」という言葉が印象に残っています。

 人間って、どこか人に対して、自分を“大きく見せたい”“強く見せたい”という部分をもっている人が多いと思う中で、「自分を未熟で弱い人間だと認識している」と素直に書けてしまうことに驚きました。私も自分が未熟だと分かっていても、自分が弱い人間だと分かっていても、それを素直に家族や友達に言うことは難しいですし、ちょっと強がってしまうことが現実にあります。

 こんな自分の弱い部分を隠そうとせずに、すべてをさらけ出すことができる長谷部選手だからこそ、日本代表のキャプテンとして、また選手としても、監督・チームメイト、そしてファンからも信頼が高い、そして愛される秘訣なのかもしれないですね。

 まず私自身は、「自分を隠そうとせずに、すべてをさらけ出す」とことは今日からすぐには始められることではないので、「自分の弱さ」というものをしっかりと知るところから始めたいと思います。