世界一貧乏な大統領

 経理・事務を担当しています黒田です。

 9月中旬、台風18号で京都の一部の地域では大きな被害がでました。同じ京都に住んでいる私もニュースなどの映像をみて、あまりの大きな被害に驚き、自然災害の怖さを再認識しました。

 その数日後、偶然テレビで世界で最も貧しい大統領と言われているウルグアイの“ホセ・ムヒカ大統領”のブラジルで昨年開催された「国連持続可能な開発会議(リオ会議)」でのスピーチを聞きました。

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「質問させて下さい、
ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるでしょうか。
息をするための酸素がどれくらい残るのでしょうか。
我々の前に立つ巨大な危機問題は環境問題ではありません、政治的な危機問題なのです。」

 彼は物質的な豊かさや利便性を無限に求めていく方向性に強い違和感を覚えているのだろうと思います。日本でもここ数年、「ゲリラ豪雨」や「竜巻発生」など今までに経験したことのないような自然災害が次々と起こり、ニュースで報道されるたびに私も「地球の温暖化が問題なのだろうなあ」と思っています。

 最後に彼は、この様に話しています。
「発展は幸福の対抗にあってはいけないのです。
発展というものは人類の本当の幸福を目指さなければならないのです。」

 彼は給与の大半を財団に寄付しているそうです。そして彼が本当の幸福として挙げたのは「愛情、人間関係、子供へのケア、友達を持つこと、必要最低限のものを持つこと」でした。私も日々の生活で“本当の幸福”をいつもどこか片隅に覚えて過ごしていきたいと思います。

イチロー語録

 経理・事務を担当しています黒田です。

 8月21日、イチロー選手が歴史上3人目となる日米通算4000本安打の記録に到達されました。その日、テレビでイチロー選手の会見を一部だけ見ましたが、会見時の「イチロー語録」が気になり、改めてインターネットで調べてみました。

未来をかえる イチロー 262のNextメッセージ

 読んでみるとイチロー選手らしい言葉ばかりで「なるほどこういう言い方をするんだなぁ」と、いつもながら感心しました。ただ、私のイチロー選手のイメージは“自分の素の姿を人にあまり見せないクールな人”とずっと思っていました。

 その時のイチロー語録の中に
「僕のことが大嫌いなのに、僕のために時間を使う人っているじゃないですか。
僕のためにエネルギーを使ってくれてることなので、嬉しいですよね。
一番しんどいのは無関心なことですよね、無関心を振り向かすってことって無理なので、それが一番辛いですね。
大嫌いでもいいから、関心があったら嬉しいですね。」
という言葉がありました。

 「大嫌いでもいいから、関心があったら嬉しいですね」
私がもっているイメージとは違うイチロー選手の“人間味”を感じた言葉でした。

 “遠隔画像診断”と聞くと、個人個人が黙々と診断をして、周りの人達とあまり会話をせず、自分からも周りの人達と接触せず・・・というイメージで、どちらかというと周りの人達に対して“無関心”と思われがちではないかなぁと思います。私も最初はそのようなイメージが少しありました。

 実はそんなことは全くなく、先生方は休み時間は互いに盛んにお話され、生活面などに関したくさん情報交換されています。少し以前になりますがこのようなことがありました。

 日頃交代で行われている土曜日半日勤務をどうしても交代しないといけないことが、その週の半ば頃に急に起こってしまいました。その場におられたのはお子さんを持っておられる女医さんばかりだったので、私は「子供さんの用事でみなさん忙しいから、急な交代は大変だろうなぁ…。」と思いながら聞いていました。

 でもこれがすんなりと交代が決まったのです。多分、今までもこの様なケースが度々あったのだと思いますが、なんとなくその時、私の耳にとまったのだと思います。

 職場としてはあまり密になり過ぎない人間関係が保たれていると思いますが、その中でも一緒に働いている人達に対して決して“無関心”ではなく、ちょっとした所でお互いを助け合えているというところが、私には少し心温まる出来事でした。

one for all, all for one !

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 2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりましたね!

東京オリンピック 
 
 招致団の方々の感極まった喜びのコメントを聞いていると、決定までによほど苦労されたんだなあということがひしひしと伝わってきました。その中で“ロビー活動”という言葉もよく出てきましたが、実際それがどのように進められているのか、ということを決定するまであまり知りませんでした。

 決定後、元水泳選手でオリンピック背泳ぎ金メダリストの鈴木大地さんが、ロビー活動で「初めまして・・・」からでは何も話が進まないので、“ロビー活動”をする人達はIOCメンバー(国際オリンピック委員会委員)の誰かと面識がある人や同じ競技だった人に割りふって、全員のIOCメンバーと接触し、日本をアピールしたと仰っていました。また、その“ロビー活動”をする人達のためにデータを収集する方達もおられ、その方達の今回の最終票読みがほぼ的中していたとのことで、“ロビー活動”を支える人達がおられたから東京招致が成功したとも仰っていました。最終プレゼンをされた方々以外にも多くの方のファインプレーがあったということですね。

「one for all, all for one」

 スポーツでよく聞く言葉ですが、鈴木大地さんをはじめ、東京招致に関わった方々が今回の活動中にずっと感じていたことではないかと思います。今まで私はこの言葉に「仲間を支え合う精神の美しさ」のようなものを感じていましたが、招致に関わった方々の喜びのコメントを聞いていると、それだけではなく、「人が協力し合わないとできないことをやる価値」を教えてくれている言葉のようにも思えました。これはスポーツイベントだけでなく、どの職場にも当てはまることのように思います。1人ではできないことをやるために人が集まっているのが職場のはずですから。

 2020年が楽しみになると同時に、仕事にもやる気をもらった出来事でした。

面白そうだなと思うことはとりあえずやってみる

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 8月、あるテレビ番組で作家 林真理子さんが特集されていました。私の中で林真理子さんは正直、以前から同じ女性として良くないイメージがありました。彼女の本を読んでも、どうしてもこの良くないイメージが先行していました。今回30分間という短い特集でしたが、その中で林さんから出る言葉がすごく素直で、色々な人の気持ちを代弁しているような気がし、少しですが身近な女性に感じ、以前からの良くないイメージもなくなりました。また、もうすぐ還暦だそうですが、現状に甘んじることなく常に努力を続けている輝く女性作家さんだと思い、もっと彼女の本やエッセイを読んでみたいなぁとも思いました。

野心のすすめ (講談社現代新書)

 林さんのいくつかの言葉の中で、
「やってしまった後悔は心に傷は残るがやがて癒える。
 やらなかった後悔はいつまでも消えない。
 面白そうだなと思うことはとりあえずやってみる。」
という言葉が一番印象に残っています。

 この言葉は、ニュアンスは違いますが私にも経験があります。以前にブログで書きましたが、今ある資格取得を目標に勉強しています。スタートした年齢は一般的には遅いと思いますし、暗記量などかなりのボリュームがある試験なので、年々厳しく感じています。8月に本試験がありましたが、試験2~3ヶ月前は模擬試験のオンパレードとさまざまな焦りなどから、それまで維持していた順位が維持できなくなってきて、「これは私には向いていないのでは・・・」とか「体力的にきついよね・・・」などなど弱音を吐く日々も多かったように思います。

 でもいざ本試験会場に行けば、私よりも明らかに年齢が上の方もたくさん居られ、その方達が黙々とテキストなどを読まれている姿をみて、なんだか試験前に弱音を吐いていた自分を恥ずかしく感じました。

 同じ試験を受けている友達の年齢も20歳代前半~50歳代と幅広く、その資格取得後の夢や進路はさまざまです。なので、本試験会場におられた方達も色んな理由があって受験されていると思います。でも、どんな理由でも、年齢などを理由にしてチャレンジせずに後悔するよりは、年齢に関係なく何事にもチャレンジすることは素晴らしいことだなぁと暑い試験会場で思っていました。

成功の秘訣は、成功するまで続けること

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 “熱中症”という言葉を聞かない日がないくらいに暑かった8月も終わりましたが、まだまだ日中は残暑が厳しいですね。

 8月は、モスクワで開催されている世界陸上をたまにテレビで見ていました。たまに見る中で私が注目していたのは、男子マラソンの市民ランナー 川内優輝選手でした。結果は18位でしたが、なぜ注目をしていたのかと言いますと・・・私は運動能力は人並みだと思っていますが、中長距離を走ることは大の苦手です。「できるならばこれから先1キロ以上走る機会が二度となければいいのに・・・」と思っているくらいで、そんな私の中では“中長距離を自ら率先して走る人”ということ自体を尊敬してしまいます。川内選手は世界陸上までもほぼ毎月レースに参加し、「どうして、彼はここまで自分を追い込むことができるのだろう?」と思ってしまうと同時に、「どの時点を、彼は自分の目標達成としているのだろう?」と考えてしまいます。

走れ、優輝!

 パナソニック創業者の松下幸之助さんの言葉で「成功の秘訣は、成功するまで続けること」という言葉があります。おそらく何度か聞かれたことがある思いますし、よく色んな方のブログなどでもこの言葉を紹介されていることも多いと思います。

 この言葉のとおり、自分の目標に対して、成功するまで続ければいつか成功するのかもしれないです。でも現実としては、その続けていく精神力などの過程が大切なように思います。川内選手も今その強い精神力などをより一層強くされている時期なのかもしれないですね。

 どの職場でも同じことが起こると思うのですが、職場が成長していく段階で、それと並行して色々なことにチャレンジしていかないといけなくなってきたり、少し前にでてくる壁を乗り越えていかないといけないことが起こってくると思います。

 以前にもブログで書きましたが、イメージ・コミュニケーションでは情報共有のために必要と思われる時に全体ミーティングが行われています。その時、少し先の中期的なお話しとかも聞いたりして、直接、上司の先生方の考え方を聞くことができます。

 “直接、考え方を聞ける”ということは、組織の中の一人である私にとってはすごく良いことだと思っています。また、段階を踏んで話していただけるので、確かに色々な壁が出てきたことを聞くと、「乗り越えられるだろうか?」とすこし心配になることが無いと言えば嘘になりますが、その“壁”に対しての「どうやったら乗り越えていけるのか」ということをいつも明確にしていただけます。これは本当に安心します。

 その“壁”を乗り越えることをまずは目先の目標として、それに対してさまざまな方法を考えて、強い思いで“壁”を乗り越えるための過程が直接分かるので、私も私の与えられたことを継続することにより、微力ながら役に立てればいいなぁと思っています。

静かさと和やか感

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 働き始めた当初、読影室内を本当に静かに感じ、私自身が叩くキーボードの音さえもすごく大きく聞こえていました。あまりにも気になるので、音が出ないようにキーボードを扱っていたこともあります。でもすぐに慣れるもので、今はその“静かさ”が当たり前の日々となっています。

 読影室内は基本「私語はしない」ということもあると思いますが、読影室で常に聞こえる音は、BGMとキーボードをたたかれる音、AmiVoiceを使っておられる時の声くらいですね。

 業種や職場環境によっては、業務中の何気ない会話によって「アイディアがうまれてくる」という場合もあるということを聞いたりします。このような話を聞くと「私語はしない」ということは、どの業種や職場でも当てはまるものではないようには思いますが、この職場においては良いことのように思います。

 勤務時間は各々の先生方が相談のうえ決められていて、「全員が定時にいっせいに帰る」というスタイルではないため、自然と勤務時間内を集中することになり、読影室において私語をしている時間はないのだとも思います。

 読影室では“静かさ”ですが、それ以外では最近“和やか感”を私は感じています。私からすると、職場の先生たちは仕事以外にも家庭やお子さんのこと・保育園や学校のことなどなど・・・と本当に忙しい日々だと思うのです。でもあまりそんな忙しい雰囲気を見せられることなく、お昼時間などは“和やか感”を感じています。

 かなり以前ネットサーフィンをしていてたどり着いた方で、フランスのスパブランド・スキンケア製品YON-KAの総代理店ヴィセラ ジャパン株式会社の武藤興子さんという方のブログをよく読んでいます。先日、ご自分の会社の採用面接時のことを書かれた内容にこのような言葉がありました。

「どんな職場にも良い所も、悪い所もある。
 そして、何に置いても“継続”は簡単ではない。
 しかし、理想の職場は自分でつくろうと覚悟して取り組めば、ブレークスルーは必ず起きる。
 せっかくご縁があって就職した職場なら、最初の情熱を、キラキラした気持ちを持ち続けて欲しいと思う。
 その方が、きっと楽しいし、毎日がもっと輝く。
 あなた自身が幸福感を感じれば、まわりにもそれが伝わって幸せの連鎖が起こる。
 自分自身を幸せにできるのは自分だけだから、そのための努力なら惜しまず続けてみてはどうだろうか。」

 “あなた自身が幸福感を感じれば、まわりにもそれが伝わって幸せの連鎖が起こる”というのは、今の職場の雰囲気のような気も少し私はします。

 職場にはいろいろなカラーがありますし、それが絶対に自分のカラーと一緒!ということは稀なことだと思います、おそらく。でも、なんとなく一緒に働いている人達が出される雰囲気って似てくるような気がしています。武藤さんが書かれているように、“自分自身を幸せにできるのは自分だけ”だから、自分を幸せにする努力を惜しまず、そして、幸せの連鎖が続く職場の雰囲気でありつづけられるといいなぁと思いますし、私も努力を惜しまずにその様に過ごしていきたいです。

思い込み

 経理・事務を担当しています黒田です。

 祇園祭も終わり、8月になりました。去年の今頃は、日本中がロンドンオリンピックで盛り上がっていましたね。

 先日、ある報道番組でプロゴルフプレーヤー 松山英樹選手と松岡修造さんとの対談を見ました。

 ちょうど全英オープン前のインタビューであり、松岡さんが「どうなりたいですか?最終的には?」と松山選手に聞かれました。松山選手は「メジャーで勝ちたいですね。全部勝ちたいですね、欲をいえば。日本人がメジャーで勝てないのは、体格のせいにしたり、色んなせいにするかもしれないけど、“日本人だから勝てない”とかは思い込みなんじゃないかなとは思います。」という答えをされました。

 まだ21歳で先日プロになったばかりの松山選手の言葉に、私は感心してしまいました。私だったら「試合に臨む前に、あんまり大きなことを言葉にだしちゃって、結果が悪かったらどうしよう…」という思いが先にでてきて、こんなにポジティブな発言はできないのですが、やはり大物と言われる人は違うのですね。

 自分の掲げている目標を達成するための努力や計画的な行動というのは、日々大切ですし、どの人達もされていることだと思います。でも、松山選手が仰っているように、最初から物事を決めつけてしまうという”思い込み”を無くすことも同じくらいに大切なのだということも思いました。私はよくやってしまうことですが、目標が達成できなかった時のことや失敗することのイメージを先にもってしまうことがあります。結局、このようなイメージを先にもってしまうことによって、負の連鎖を自分で呼び寄せてしまい、良い結果に結び付かないのだろうなぁと思っています。

 仕事、勉強やスポーツなどどんなことでも、“優勝したり、トップ集団にいたり”と結果を残している人達は、「他人に勝っているのではなく、最初から物事を決めつけてしまうという“思い込み”をもたないという自分に勝っている」のではないかと思います。自分の掲げている目標を達成するためには、他人と比較したりするのではなく、まずは自分のベストを引き出すことに集中してみるのがいいのでしょうね。私も、最初から物事を決めつけてしまう“思い込み”を無くすように、日々心掛けていきたいと思います。

ベストな休息

 経理・事務を担当しています黒田です。

 普段、読影されている先生方をみていて、「1日中、緊張続きの読影を行うことは大変ではないのだろうかな?」という素朴な疑問をもっています。「ずっとパソコン画面を見ていて疲れられないのだろうか?」とも思ってしまいます。そして先生方の様子を密かに観察したりしていますと、昼休み以外にもうまく小休憩をはさみながら仕事をされておられるようです。

 勤務時間もそれぞれに違いますので休憩のとられ方も様々です。ある先生は別室のソファで小休憩をとられたり・・・ある方は別の場所で鴨川の景色を眺めながら小休憩をとられたり・・・少し甘いものを補給しながら休憩されたり・・・個人差はありますが、皆さん、毎日ほぼ決まった過ごし方をされており、自分にあったベストな休息のとり方をみつけられているのだなあと思います。

 休憩と同じように、睡眠時間にも個人差が大きいようです。睡眠に関しては、物理学者アインシュタインが「睡眠時間を削らない勇気」という言葉を残しています。有名な話ですが、アインシュタインは1日10時間以上の睡眠を取っていたと言われています。よく調べてみると、その寝方は2時間寝たり、3時間寝たりを一日中不規則に繰り返し、合計すると10時間以上というものだったようです。

アインシュタイン150の言葉

 私も週末など長く寝過ぎてしまった時、起きてから後悔してしまいがちですが、そんな時は「今の私にはこれくらいの睡眠時間が必要だったのだ!」とポジティブに気持ちを切り替えることにしています。アインシュタインの「毎日10時間以上」に比べたら、気にすることもないように思います。ただ、アインシュタインのような一日中不規則に繰り返す寝方は、1日8時間勤務などの勤め人にはありえない寝方ですし、やはり凡人とは違いますね。

 今101歳の聖路加国際病院 日野原先生は96歳まで日々の睡眠時間4時間半で1週間に一度徹夜をされていたそうです。よく女性の肌のためには22時~2時の間の睡眠がゴールデンタイムということを聞きますが、男性の方は女性ほどは「肌」のことは気にされないですよね。でも最近、男性化粧品もよく売れていると聞くので、男性の方の寝方も変わってきているのでしょうか?!

 アインシュタインの寝方はまねは到底出来ないものですが、私も職場の先生方達のように自分にあった休憩のとり方や睡眠時間をみつけて、いつもベストな状態で仕事に臨めるように日々心掛けていきたいです。

お昼休み

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 7月に入り、そろそろ梅雨明けでしょうか?京都では、日本三大祭りの一つ「祇園祭」が始まり、市内では“コンコンチキチン、コンチキチン”というお囃子が聞こえてきます。

長刀鉾

祇園祭ちまき 
(家にあった「ちまき」です)

 祇園祭は「ハモ祭り」とも言われるくらいなので、この時期はデパートの食料品売り場でもよく“ハモ”が並びます。

 先日、職場でも“ハモ”のことが昼食時に話題になりました。

 ある先生が「ひそかに思っているんだけど、ハモって言うほどおいしい魚と思わないんだけど、そう思っているのは僕だけ?」と仰られました。

 他の先生方の反応は、
・「京都だし、夏だし、食べておこう!」って感じで食べますよ。でも、ハモ自体にはあまり味がないから、ハモに付けるものによって変わりますよね。

・7月になったら絶対食べるよ。季節ごとの魚は、その季節に必ず食卓に並ぶから、もう今年も食べたよ。ハモは淡白な味だから、お醤油ではやっぱり物足りないから、梅肉や酢味噌があうよね。

・「湯引き」されているのを買って食べるし、好きですよ。
 という感じで、この祇園祭シーズンには、みなさん“京都の夏の風物詩”という感じで食べられることが多いようですね。

 その話題の中で、「本当はハモの旬は秋らしく、韓国産が高級で、脂ののりが違うらしい。高級料亭も韓国産を使うらしい。」という情報を得ました。

 確かに、松茸の土瓶蒸しにハモを入れられることも多く、松茸は秋が旬ですよね。また調べてみると、やはり韓国産のハモは年間を通して脂がのっていて、国内産よりも高値がつくらしいです。

 因みに、私は“ハモ”には、淡白な味で、ハモ自体の美味しさを味わうというより、一緒につけるタレやお料理の仕方によって、どんな味にでも変化するなぁという印象があります。高級なハモを口にする機会があったら、また違った印象をもつのかもしれないですね。

 その他にも昼食時には色々な事が話題になります。特に、お子さんをもっておられる先生が多いので、小学校や学習塾の話題なども多いです。そういえば昨年、ちょうどインフルエンザ予防接種の時期に、予防接種が痛くない病院の話題もでていました。私は「注射が痛くない」ということにかなり興味があって聞いていました。

 昼食時、普段読影室では分からない先生達の個性なども分かったりするので、私にとっては先生達に親しみを感じたり、共通の話題があったりして、楽しい時間を過ごしています。

いいことをしたい

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 “ビジネススキル”について調べていますと、シュワブ財団(スイス)が表彰する「アジアを代表する社会企業家(2011年)」の5名のうち1人に選ばれ、先進国の肥満と開発途上国の飢餓という2つの問題の同時解決を目指す日本発の社会貢献事業NPO法人TABLE FOR TWO代表の小暮真久さんという方のこのような言葉をみつけました。

 『一般の企業でも、いい商品をつくれば黙っていても社会がそれを評価して、勝手に売れていくなどということはありません。電話でアポイントメントを取り、きちんとした服装で訪問し、相手に名刺を渡し、信用してもらったうえできちんとその商品の良さを説明するということをしなければならないはずです。これは社会事業でもまったく変わることがありません。マーケティングや財務などの知識が必要なのも同様です。いくら「いいことをしたい」という思いが強くても、それを多くの人に伝えたり、お金を集めたりするためには、ビジネススキルは必須です。』

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事

 「社会にいいことをしたい」という想いだけがあったとしても、「社会にいいことができた」という結果を残すまでいくには「想い」だけでは足りなくて、“マーケティングや財務の知識”、そして“他人から信用を得る力”などが不可欠だということをおっしゃっているのだと思います。特に“きちんとした服装”というのは、初対面だと第一印象が決まってしまいますから、他人から信用してもらうには本当に大切だと思っています。

 イメージ・コミュニケーションでは、併設されているMRI画像センターで全員の患者様に対して症状確認などのために検査前問診を行っていて、その問診時、男の先生方は“ネクタイ”を必ずされます。お医者さんの世界では白衣着用だけでいいのかもしれませんが、第3者の立場からだと白衣を着られていても、やはりネクタイをされていると、「きっちりされた先生だし、安心して検査がうけられる」と、私だったら思ってしまいます。その他、画像センターでは検査の質を保つために色々と工夫していて、それを「画像の質へのこだわり」というポスターにまとめて待合いロビーに貼っています。以前、そのポスターを作成していた時に上司の先生が「患者さんは質のいい検査を受けたいと思っているのだから、ここが本当によい画像センターなのだとすれば、それをちゃんとお知らせし、信用してもらうのも僕らの仕事のうちだよ」と仰っておられた言葉を思い出しました。

 小暮さんの言葉からも、たくさんのビジネススキルが出てきました。どんな職場でも、どんな職種でも、仕事をしていると“人との繋がり”をもつということなので、その繋がっていく人達に“信用してもらう”ために、私も自分に足りなかったり、間違った方法で行なっている習慣を見直すことは常に必要だなぁと考えさせられました。