おかげさま

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、宅配便サービスの過酷な労働実態がニュースになるまで、宅配便の時間帯指定サービスが標準化してしまった社会へ大きく疑問を持つことはありませんでした。ネット通販にIT企業だけでなく、多くの業種が次々と参入し、今まで足を運んで商品を買うのが普通だった私たちの買い物の仕方も大きく変わりました。

 考えてみると、宅配便サービスは利用者にとって至れり尽くせりになってしまい、時間指定だったのに、それより少し早く持って来られたことに対する不満を聞いたりすることもあります。このようなサービスが当たり前になり、少し困ったことがおこるとそのことを主張することばかりに気を取られ、相手のことや地道に小さな仕事をしてくれている目立たない人たちのことをすっかり忘れてしまっているように思います。毎日、寒い中、暑い中、配達しに来てくれる人たちに感謝することをすっかり忘れてしまっていますね。

 「目立たない仕事をしている人へのあいさつを忘れてはいけない。
  私たちはお互いに”おかげさま”で生きているのだから。」(渡辺和子)

 宅配便サービスだけでなく、コンビニで必要な物がすぐに買えることも、その商品を運んでくれる人がいて、早朝でも夜遅くでも対応してくれる店員さんなどがおられるからですよね。一つの物を購入できるのにも、多くの人たちの仕事によって成り立っていることを忘れず、その地道な仕事をしてくれる人たちへ感謝し、いつも「ありがとう」と言える人でいたいと思っています。