取捨選択

 経理・事務を担当しています黒田です。

 前回書きましたドラッカーの言葉で「今何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか…」、何度読んでも納得させられる言葉です。

 ただ、この言葉とおりの姿勢を続けていけたらいいのですが…何事においても取捨選択って簡単なことではないことだと思っています。「あぁ~あの時、こっちを選択していたら…」なんて思ったりすることも…私はよくあります。

ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)

 最近、「40歳は不惑の年ですが、私としては、もうずっと前から自分が進む道に、迷いは一切ないつもりです」という言葉が、私がよく読むブログの1つのサイバーエージェント 藤田晋社長のブログに書かれていました。

 余談ですが…「サイバーエージェントって、何の会社?」と思われる方もおられると思いますが、最近コマーシャルで「アメーバスマホ」という言葉が流れていると思います、その会社です。

 かなりIT業界も淘汰され、その中で残っているこのような起業家は、その業界の先を読むことができることはもちろんだと思いますが、経営を左右する場面での取捨選択がきっちりされているから迷うこともなく、だからこそ、ここまでこられたのではないかなぁと思ったりしています。

 “自分の強み”も分かっていない私なので、「今何を捨てたらいいのか、何を選択したらいいのか…」をも自分に問うこともせずにきているように思います。ドラッカーの言葉って奥深く、自分が出来ていないことだらけで反省です。

 でも、こういう選択を最近しました。ドラッカーはこういう事を言っているのでしょうか?!それは分からないですが…

 私はある勉強をしていて、苦節の数年間を過ごしています・・・。ここ2年間は勉強方針を変えて、1年1回の試験日に2科目受験をするようにしています。自分で決めたのに、間際になると「時間が足りない!」と一人でパニック状態に陥ってしまいます。結局、2科目のどちらかに最後重点をおいてしまい、もう一科目を捨てるということを続けていました。

 同じ立場の友達も「やっぱり複数科目は時間的に厳しいよねぇ~」とよく言うので、私も「そうだよね」って感じで、パニック状態になっている時に「友達も言ってたし…仕方がない」という気持ちで試験日を迎えていました。

 今年は「2科目最後までやり切ろう!」という決断をしたので、そのため今は「家族や友人とゆっくりと食事をしたり、お喋りをする楽しい時間」を捨てるというか、選択しないで過ごしています。

 この選択が今年は吉と出るか凶と出るかは分からないですが、凶と出ても次年度につなげられると思っています。また、次年度は違う取捨選択をして続けているのかもしれないですね。