扉の門番はだれ?

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、ある番組で深刻化が増している農業の後継者問題が取り上げられていました。重労働・休みがない・汚れるなどのイメージが強く、そのイメージを一新するための技術開発が進んでいるそうです。興味深かったのは、臭いに悩む酪農家で試された“牛ふんに開発品をかけると甘い香りになる”というものでした。半信半疑で試されたのですが、実際に臭いをかぐと本当に驚かれた様子だったので、私も一度体験したいと思いました。

 その中で「後から引っ越してきても臭い臭いという。先に住んでいるからというのは関係ない時代。」という酪農家の方が仰っていた言葉が印象的でした。長年同じ地に住んで商売をされていたら、後から引っ越して来られた方に問題を指摘されても聞く耳を持たない人がおられると思います。逆に、引っ越した新しい地で、以前からおられる方に問題を指摘することを躊躇される人もおられると思います。というように、お互いが問題と向き合うことを先延ばしにするという状況は、地域社会に限らずどこにでもあるような気がします。

 「我々一人ひとりが“変化の扉”の門番。その扉は、内側からだけ開けられる。」(マリリン・ファーガソン)

 新たなことに挑戦しようとするとき、「今のままでいいじゃないか…」と思うもう一人の自分が出てきたりすることがありますよね。誰かによってではなく、自分で一歩を踏み出していく勇気、簡単なようで難しいことだと思います。でも、“変化の扉”を自ら開けられる人が多くなればなるほど、職場も地域社会も成長し続けられるように思います。