点とのつながり

 経理・事務を担当しています黒田です。

 6月中旬、最大震度6弱の大阪北部地震があり、私が住んでいる地域でもかなりの揺れを感じました。一瞬、地震とは分からずに、何をしたら良いのかが咄嗟に分からず、ただ揺れている状態を見ているだけで、いざという時に意外と何もできないものだ、ということを改めて実感しました。

 ちょうどその翌日の糸井重里さんのエッセーが心に残りました。
 「すべての人を見渡して、知って、思いやって、なにかの手助けをするなんてことはできない。
  どう考えても、できるはずがないのだけれど、その“できない”ということにあらためて気づく、
  ぼくらは深い“無力感”の沼に頭をつっこんでしまう。
  “すべて”を意識から外せばいいのだと思った。
  “面”と交信をしようとするのではなくて、偶然にでも選ばれた“点”とつながりあえばいい。
  被災地のすべてを見ようとするのではなく、気仙沼に“ともだち”がいる、と決めて、
  その人たちがなにをしているのか、どういうふうになったらうれしいのかを考える。」

 地震だけでなく台風、火災など大きな災害が起きた時、「私に、今何かできることはないだろうか?」ということを考えますよね。その時、流れるニュースや情報により「あれも出来ないだろうか?これも出来ないだろうか?」と多くの可能性を考え、結局、糸井さんの仰る“できない”という無力感を経験したことがあります。

 「微力だけど無力じゃない」(2008年長崎平和宣言より)

 大きな災害が起こった時、私たち一人一人が出来ることはほんの僅かな小さなことだと思います。でも、点で偶然につながった人たちがどのようになったら嬉しいのかを考え、そしてどんな些細なことでも行動に起こすことができる人でありたいと改めて思いました。