独りよがりにならないように

 経理・事務を担当しています黒田です。

 4月からの新しい世界では、発表をする機会が最低でも1回、多ければ3回ほど1年にまわってきます。すでに数人の方たちの発表を聞きましたが、内容はもちろんですが、「こういう話し方をすると分かりやすいなぁ」や「こういう文字の間隔でレジメを作ると読みやすいなぁ」と少し違う面からも学ぶことが大変多いです。たとえば、発表内容が法律に関するものであり、教室にいる人たちは卒業学部も様々で留学生も数名おられるため、難しい法律用語を羅列しての発表は、聞いている人達の睡眠時間のようになっていました。その発表をされた方は、分かりやすい言葉で、内容も噛み砕いて説明され、「みんなに分かりやすいように」というスタンスで発表されていたので感心しました。

 論語に「学べば即ち固ならず」という言葉があります。

 「学ぶ」ということは知識習得だけだと思ってしまうことが多いですが、それだけではなく、自分の考え方や見方も含めて私ができないところを素直に受け止めて、自分以外の見方・視点・考え方の価値を知って、不足を補っていくことができるということだとも改めて思いました。そのためにも、自分にできないところを謙虚に認識することも大切ですね。

 自分の考え方が正しいと思うように相手も同じ気持ちをもっていると思います。仕事においても、自分の考え方と違った意見が出ても、そういう考え方もあるなと受け止める気持ちで、これからも「学ぶ」姿勢を持ち続けたいと思っています。