腕時計

 経理・事務を担当しています黒田です。

 前回電池交換をした際に「次は本体の修理をした方がいいですよ」と言われていた腕時計が、昨年12月にとうとう止まってしまい、修理にも1ヶ月以上の時間がかかるということだったので、この機会にと思い新しい腕時計を購入しました。その間2週間ほど腕時計ナシで過ごし、最初は「携帯電話があるから大丈夫だろう」と思っていたのですが、電車に乗ろうとして急いで時間を見たい時にわざわざ鞄から携帯電話を出さないといけない等々・・・ちょっとした不便さを幾つか感じました。“腕時計”というと時間に追われ縛られる印象をもたれる方もあると思うのですが、私にはなくてはならないものだと再認識しました。

 「苟日新、日日新、又日新(まことに日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり)」
                                 (殷王朝の創始者 湯王)

 名高い聖天子であった湯王は、毎朝使う洗面器にこの言葉を刻み、自らを戒められたらしいです。1日24時間という時間は誰にも等しく与えられ、それをどう使うかが人生を分けるのだと思います。その事を分かっていても、なかなか一日一日を、一瞬一瞬を大切にすることを怠って過ごしてしまっているように感じます。

 今日は昨日より新しく、明日は今日より少し新しくしようとする気持ちで日々、時間を大切に過ごせる一年にしようと改めて思っています。