自分の設定を少し変えてみると

 経理・事務を担当しています黒田です。

 今年の夏休み、軽井沢へ行ってきました。関西からは少し遠く感じたのですが、蒸し暑い京都から脱出しようと思い切って行ってみました。

 軽井沢に行ったことのある友達に事前に情報を収集したところ、「軽井沢にある万平ホテルは宿泊しなくても、ホテルのカフェには行ってみる価値があるよ!」ということだったので、その言葉通り宿泊せずにホテルのカフェに行ってみました。「万平ホテル」はジョン・レノンが避暑のために滞在していたということでも有名で、ホテルの入口からクラシカルな雰囲気があり、それは軽井沢の周りの自然と歴史が調和しているように感じました。ホテルの中に入ってもクラシカルな雰囲気が続き、その場所に居ると時間が少し止まっているようにも感じ、その場所にいると、写真を撮ることも撮られることも苦手としている私でも、ふと写真を撮りたいと思う気持ちになったのです。

 以前、このような文書を目にしたことがあります。
  旅に出る時、どのカメラどのレンズを持ち出すかというところから旅の楽しみは始まっている
  どんな状況でどんな景色に出会えるのか想像しながら選択する
  美しい風景に出会ったとき、ピントを決めてシャッターを押す
  露出が難しかったり、違う表現もしたいときには、設定を変えて撮る
  この間、被写体との間で会話をしているような時間が流れる
  撮り終えたあと、被写体であったものに、人に、風景に、植物に、動物に、、、出会いに、感謝する

 この文書を読んだとき、どうして今までこのようなカメラの素敵なところに気付かなかったのだろうと思いました。カメラのレンズを通して、同じ風景を違う角度から見ることができて、色々な出会いがあるのですね。日常、仕事でもプライベートでもついつい自己流を通してしまいがちですが、意外とカメラのレンズの設定を変えるように自己流の自分の設定を少し変えることによって、新しい見方ができて、そこから新たな発見や出会いがあるような気がしました。