誰の友にもなろうとする人間は、誰の友人でもない

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、プロ野球の坪井智哉選手が引退をされた会見の記事がネットニュースで出ていました。引退を決断した時、家族以外に一番最初に報告したのが、野球生活の中で一番影響を受けたイチロー選手で、坪井選手は引退を報告するためにイチロー選手がいるニューヨークを訪れて、直接伝えられたそうです。このことについて、イチロー選手も「そういう気持ちが嬉しかったですね」とコメントされていました。

 イチロー選手と坪井選手とは、同学年で同じ左打ちの外野手、そして“振り子打法”も同じということで、「僕と同じように足上げて打ってて、『俺(坪井)の方が先だ』っていう話が出回って、『コイツふざけんな』って」いうのが直接会う前のイチロー選手の坪井選手に対する印象だったらしいです。でも、直接話してみると「好奇心が大きな人」と印象が変わり、ここ数年オフの短期合同自主トレは恒例行事となっていて、「苦しみながらも自ら追い求めるものに向かって前に進もうとする気持ち」が共感できる部分だったそうです。

 この話を聞いて、やっぱり年齢が重ねてずっと友達でいれる友達っていいなぁと思いました。

 昨年から「友達ってなんだろう?」と少し悩む時期があり、その時に2~3人の友達に「友達ってなんだろう?」って相談したことがありました。その中で、一人の友達が「友達とただの知り合いは違う」ということを教えてくれました。彼女にこの言葉を言われるまでは、恥ずかしながら私には「友達」と「知り合い」の境界線がほぼなかったように思います。

 「誰の友にもなろうとする人間は、誰の友人でもない。(植物生理学者 ヴィルヘルム・ペッファー)」

 この言葉もですが、友達がいってくれた言葉も、私が「友達」について今回ゆっくりと考え、「私の中での友達」ということを明確にする良いきっかけになった言葉でした。坪井選手とイチロー選手の友達関係のように、年齢を重ねるごとに「私と友達で良かったな!」と思ってもらえる人間でありたいと思いました。