ワールドカップ

 経理・事務を担当しています黒田です。

 先日、ブラジルワールドカップが開催されました。サッカーのルールがよく分からない私は「にわかサッカーファン」になりました。「にわかサッカーファン」の私が好きな選手は、キャプテンの長谷部選手です。長谷部選手を初めて知ったのは、前回の南アフリカでのワールドカップの時に、当時キャプテンだった中澤選手に代わってキャプテンを務めた時です。

 その後、長谷部選手が出版された「心を整える」という本を読んだとき、「こんなに自分を客観的に見れて、こんなにもしっかり自分をもっている人がいるのだ」とすごく感心したと同時に、こういう考え方ができる人だから、日本代表チームのキャプテンに選ばれるのだなぁと思いました。と、この時から長谷部選手のファンになりました。

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

 この本のあとがきに書かれていた、「なぜこのように“心を整える”ことを重視しているのかというと、僕自身、自分が未熟で弱い人間だと認識しているからです。強がってばかりいてもすぐに一杯いっぱいになってしまいますし、自分の弱さを知ってこそ、人は他人に優しくなれるのではないでしょうか。」という言葉が印象に残っています。

 人間って、どこか人に対して、自分を“大きく見せたい”“強く見せたい”という部分をもっている人が多いと思う中で、「自分を未熟で弱い人間だと認識している」と素直に書けてしまうことに驚きました。私も自分が未熟だと分かっていても、自分が弱い人間だと分かっていても、それを素直に家族や友達に言うことは難しいですし、ちょっと強がってしまうことが現実にあります。

 こんな自分の弱い部分を隠そうとせずに、すべてをさらけ出すことができる長谷部選手だからこそ、日本代表のキャプテンとして、また選手としても、監督・チームメイト、そしてファンからも信頼が高い、そして愛される秘訣なのかもしれないですね。

 まず私自身は、「自分を隠そうとせずに、すべてをさらけ出す」とことは今日からすぐには始められることではないので、「自分の弱さ」というものをしっかりと知るところから始めたいと思います。

練習以上のことは出ない

 経理・事務を担当しています黒田です。

 少し前、男子プロテニスプレーヤー 錦織圭選手が世界ランキング9位にはいったことがニュースになりました。錦織選手は、私の中ではいつも怪我とたたかっているイメージがあり、今シーズンに入って様々な試合で上位にランクインしたり、元世界チャンピオンのフェデラーに勝ったりと、良いニュースを聞く機会が増えたと思っていました。と、先日、ある報道番組で、錦織選手の今シーズンからのコーチがマイケル・チャン元選手だということを初めて知りました。

錦織 圭 フィフティーン・ラブ

 マイケル・チャン元選手は、私が学生時代にテニスをしている時のトッププレーヤーの一人で、他のトッププレーヤーに比べると小柄で、コートを右に左に、後に前にと自由自在に動く運動能力の高さとしつこいプレーをする選手で、私の中では好きなプレーヤーの一人でした。マイケル・チャン元選手の試合は女子の試合に近くラリーを続けるイメージがあり、「少しでも参考になれば・・・」と思い彼の現役時代はテレビで試合を見ていましたが、もちろんレベルが違い過ぎたので圧倒されるばかりで終わってしまっていましたが・・・。

 錦織選手の別でのインタビューでこの様な記事がありました。心理面でマイケル・チャンコーチから教わったことは?という質問に、「一番心に残っているのは、練習でどれだけ自分を追い込むかによって、試合を楽に戦える、と。練習はきついですけどね。ただ、今までにないやる気というか、光は見えてきた気がします。」という言葉がありました。

 “練習以上のことは出ない”(フランクリン・ルーズベルト第32代米国大統領)

 ルーズベルト大統領は「演説の天才」と呼ばれていたそうですが、原稿用紙1枚分の演説に1時間かけて考えることを基本としていたそうです。こんなに偉大な方でもこれほどの準備をされていたことに驚きましたが、万全な準備をして、相手の前で完璧なサービスを見せられる人が天才といわれるのかもしれないですね。

 錦織選手もマイケル・チャンコーチとの二人三脚でグランドスラムで優勝する日がおとずれるといいなぁと思っています。